初心者必見!疲れない、ぐんぐん進むパドリング方法を解説!

サーフィン
悩み?
悩み?

パドリングが全然進まなくて困ってる…

自分のやり方は正しいのか不安。

正しいパドリング方法を知りたい!

パドリングは、サーフィンでは欠かせない動作の一つです。

私も15年以上サーフィンをしていますが、パドリングには大変苦労し、現在まで様々な方法を試してきました。

初心者の方は、水泳のクロールをイメージする人が多いと思いますが、実は、クロールとは全くの別物です。

クロールと同じ方法で行うと疲れやすく、進みにくいパドリングになってしまいます。

この記事を読むと、以下の内容を知ることができます。

・正しいパドリング方法
・パドリングが疲れにくくなるコツ
・パドリングが速くなるトレーニング

「三度の飯よりサーフィンが好き」なサーフィン歴15年のサーフィンオタクの私が、正しいパドリング方法について、初心者の方にわかりやすく解説します。

パドリングで重要なことは、「筋力」ではなく、
「正しい動作」です。

正しいパドリング方法

サーフボードの正しい位置に乗る

パドリングは、サーフボードの特性を理解し正しい位置でパドリングすることが重要です。
ショートボードからロングボードまでどんな種類のサーフボードにも、サーフボードが一番安定する「芯」が存在します。


サーフボードの「芯」が身体の中心となる「みぞおち」の位置にくるように意識しましょう。
サーフボードの芯は、サーフボードを水の上に浮かべた際に、一番安定する中心のポイントになります。

足を閉じる

初心者に一番多いのは、パドリング中に両足が開いてしまうことです。


足が開いてしまうと、体が一直線にならず、左右にバランスを崩してしまう原因になります。
足を閉じた状態でパドリングすることで、ボードの中心に乗ることができ、安定したパドリングができます。


脚を組みながらパドリングをする方を見かけますが、脚を組む方法でも問題ありません。

腕や肩ではなく、肩甲骨を意識する

パドリングをする際に、どうしても腕や手のひらに力を入れる方が多いです。
必ず肩甲骨から動かすイメージで行いましょう。

肩甲骨から動かすイメージをもつ理由は、大きな背中の筋肉を使うためです。


腕や肩の筋肉は、全身の筋肉の中では比較的小さいため、より大きな背中の筋肉を使ったパドリングが効果的です。


腕や手のひらに力を入れる必要はありません。

腹筋を意識する

パドリング時には、腹筋に力を入れて身体がぶれないように意識しましょう。


身体が左右に動いてしまうと、サーフボードも傾いてしまい、水の抵抗を受けやすくなります。そのため、一生懸命パドリングをしても、なかなか進みにくくなってしまいます。


できる限り、サーフボードが左右に傾かないように、腹筋を意識しましょう。

手のひらは、自然な状態にする

手のひらの状態も、パドリングをする上でとても重要です。


指は、極端に開いたり、閉じたりせずに自然な状態でパドリングをしましょう。


指を開いたり閉じたりすると、腕に余計な力が入ってしまったり、うまく水をつかむことができなかったりと、速く進むパドリングには逆効果です。

無駄な力が入らない、自然な形でパドリングをしましょう。

3種類のパドリングを使い分ける

パドリングの種類は、大きく分けて3つあります。

沖に出る(ゲッティングアウト)ためのパドリング

サーフィンは、良い波のある沖を目指して、パドリングをします。


沖に出るためのパドリングは、大きなストロークを意識することがポイントです。
力強くパドリングをしてしまうと、沖に出るころにはクタクタに疲れてしまいます。

無駄な力を入れず、ゆっくりとしたフォームでパドリングをしましょう。
また、沖に出る際は、呼吸も意識しましょう。


深く、ゆっくり呼吸をしながら、大きなストロークでパドリングをすることが大切です。

波を追いかけるパドリング

波を追いかけるパドリングは、スピードが要求されます。
状況にもよりますが、沖に出るときとは異なり、短いストロークで細かな動きを意識しましょう。波に乗る上で、よいポジションまで移動するパドリングが一番重要です。


沖に出るパドリングと波を追いかけるパドリングを、使い分けることができると、無駄な疲労を溜めず、サーフィンを長時間楽しむことができます。

波に乗るためのパドリング

波に乗る際に、がむしゃらに腕を回している人をよく見ますが、その必要はありません。

がむしゃらにパドリングをしてしまうと、サーフボードがぶれてしまい、前に進みにくくなってしまいます。

波に乗るためのパドリングは、腹筋に意識を集中させて、パドリング自体はリラックスした状態で水を捉えるようにしましょう。


いいポジションから波に乗ることができれば、三回程度パドリングをするだけで波に押されることができます。

パドリングが疲れにくくなるコツ

初心者の頃は、パドリングをすることで、慣れない動きによる疲れは避けられません。しかし、間違った動作をしていると今後も「疲れやすいパドリング」を続けることになります。

正しい動作や疲れにくいパドリングのポイントを確認しましょう。

腕に力を入れない

初心者の方は、腕や肩、首などが疲れてしまう人が多いのではないでしょうか。

正しいパドリングをすると、背中と腹筋が疲れる感覚になります。


大きな筋肉で力強いパドリングを行うためには、腕には力を入れずに、腹筋と肩甲骨を意識しましょう。

胸を反らない

「胸を反りましょう」という情報をよく見かけますが、れは大きな間違いです。

意識的に胸を反らさなくても、サーフボードの正しい位置に乗り、進行方向を見ていれば、身体の構造上、自然に胸はほどよく反れてきます。

胸を反ろうとすると、無駄な力が入ったり、サーフボードのバランスが悪くなったりするため、逆効果です。

呼吸を意識する

筋肉が疲れる原因は、うまく体中に酸素が送り込まれていないことにあります。
そのため、意識的に呼吸をするようにしましょう。


ポイントは、ゆっくり息を吐くことです。


呼吸をする際に、「たくさん息を吸うこと」を意識すると、慌ててしまったり、呼吸が乱れてしまったりすることがあります。


その結果、海水を飲んだり、過呼吸になったりする原因になります。
ゆっくり息を吐くことで、無意識に息を吸うことができ、呼吸が安定します。

パドリングが速くなるトレーニング

ここで紹介するトレーニングは、筋力トレーニングではありません。


正しい動作を覚えることで、パドリングは、格段に速くなります。


3つのトレーニングを挑戦してみましょう。

肩甲骨の動きを高めるトレーニング

肩甲骨を意識的に動かすことができると腕や肩ではなく、背中の大きな筋肉を使った力強いパドリングができます。

写真のように、両手を上げた状態から、矢印の方向に肩甲骨を寄せてきます。

肩甲骨が背中の中心に寄っていれば、正しく動いています。


肩甲骨を寄せるトレーニングを行うことで、柔軟性が高まったり、可動域が広がったりとパドリングをする上では、良いことだらけです。

肩甲骨を寄せて離しての動作を、毎日10回2セットできると理想的です。

体幹トレーニング

体幹のトレーニングは、サーフィンだけでなく、全てのスポーツで重要です。

写真のように、つま先と肘の4点で体を支えるトレーニングです。

トレーニングのポイントは、以下の点です。

・腹筋やお尻に力を入れ続ける
・体を一直線にした状態をキープする


初心者の方にとってはとても辛いトレーニングですが、正しい姿勢を保ったまま1分間キープすることを目指しましょう。

まとめ

パドリングで重要なことは、「筋力」ではなく、「正しい動作」です。

初心者の方は、慣れるまでは疲れることもありますが、正しい動作を身に付ければ筋力に自信がない方でも、疲れにくく、よく進むパドリングを体感できます。


サーフィンを楽しむ上で、パドリングは重要な動作になりますので、ぜひ参考にしてみてください。

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