
サーフィンを始めたいけど、何も知識がないのはちょっと怖いな…
詳しいルールやマナーってあるのかな?
初心者の僕が最低限知っておくべきルールやマナーを知りたい!
私も初心者の頃は、知識不足でたくさん怖い思いをしました。
今だからこそ、「始めた頃に知っておけばよかった」と感じる内容をお伝えいたします。
この記事では、以下の内容を知ることができます。
・最低限知っておくべきルールやマナーについて
・初心者サーファーの心構え
・迷惑行為について
サーフィン歴15年!「三度の飯よりサーフィンが好き」なサーフィンオタクの私が、
ポイントを絞ってわかりやすく解説します。
最大のポイントは「他の人の邪魔をしない」ということです。
それでは、確認していきましょう。
「サーフィン中に気をつけること」「心構え」「サーフィンに関する迷惑行為」の3つの視点から解説していきます。
初心者サーファーがサーフィン中に気をつけること

波に乗っている人の邪魔をしない
サーフィン初心者が一番意識してほしいことです。
「波に乗っている人の邪魔をしない」という意識をもってサーフィンを楽しんでさえいれば、大きなトラブルに巻き込まれる可能性はグッと下がります。
サーフィンでは、上手い下手に関わらず、とにかく波に乗っているサーファーが優先されます。これは、世界中どこでサーフィンをしていても守るべき大切なルールになります。
言い換えれば、これさえ守っていれば、大きなトラブルに巻き込まれることもほぼないと言えます。では、具体的に初心者のどのような行為が人の邪魔をしてしまう行為なのかを考えていきます。
沖にでるときに波に乗っている人の邪魔をしてしまう
初心者によくある行為ですが、沖にパドリングをして進んでいく際に、岸に向かって波に乗ってくるサーファーがいます。そのサーファーの進路を妨害してしまう初心者が多くいます。
沖に出るときは、必ず人が少ない場所を選びましょう。
波に乗っている他のサーファーの邪魔をしないだけではなく、自分自身の衝突事故を防ぐためにも必ず守りましょう。
前乗りをしない
サーフィンのルールには、一つの波に一人しか乗ってはいけないという「one wave one man」というルールがあります。
サッカールールで例えると、「手を使ってはいけません」と同じくらい大切なルールです。
サーフィン界では誰しもが守るルールのため、たとえプロサーファーであっても、サーフィン歴1年の初心者が乗っている波の前を乗る行為は、ルール違反になります。
海では人との間隔をとる
サーフィンでは、波が来るまで板に座りながら波を待ちます。
その際に、他のサーファーとの距離が近いと、ぶつかってしまう恐れがあります。
特に初心者は、不安定な板の上でバランスを崩してしまうことも考えらえるため、最低でも5m程度は間隔を取ることをおすすめします。
また、近くの中・上級者が突然方向転換をした際にも、対応しきれず邪魔をしてしまうことがあるため、人との間隔は十分に取るようにしましょう。
初心者サーファーの心構え

自分の力量以上の波のときは、入らない
サーフィンは、自然を相手に楽しむものです。
人の力はちっぽけで自然の威力には到底敵いません。
サーフィンを始めたばかりのときは、目に見えている波がどのくらいのパワーがあるのかを正確に予想することが難しいです。
経験をしながら学んでいくことも大切ですが、決して過信せず、無理のない範囲でサーフィンを楽しみましょう。
特に、始めてから少し経った頃が一番危険です。
私自身も、板の上に一人で立てるようになった頃、とても怖い思いをしたことがあります。少し大きい波にも挑戦してみたいという欲が芽生えていた私は、始めて一人で海に行きました。見た目では「このくらいなら大丈夫だろう」と安易に入水。
沖に出る際に、何度も波にのまれてしまい、ほんの数分で海から上がった経験があります。本当に苦しくて、命の危険を感じました。
あの日のことは、15年たった今でも、怖かった記憶として決して忘れません。
必ず、自分の力量に合ったコンディションでサーフィンを楽しみましょう。
ポイント選びは慎重に行う
島国である日本は、波にも恵まれており、全国各地でサーフィンを楽しむことができます。一つとして同じポイントは存在しないため、波の特徴や地形など様々です。
特に、海底が砂ではなく岩のポイントも存在しています。
近年、インターネットや波情報アプリ等もありますので、事前に調べておく必要があります。
また、サーフポイントには、「ローカルポイント」という場所が存在し、昔から地元のサーファーが大切にしてきた場所があります。
ローカルポイントならではのルールもありますので、初心者のうちはできるだけ避けましょう。
一人では海に行かない
初心者の方は、経験者の方と一緒に海に行くことをおすすめします。
一見、波が小さそうなコンディションであっても、カレントという海特有の潮の流れが発生していることがあります。このカレントは、岸に押し寄せた波が、沖へ戻ろうとする際に発生する流れのことです。流れが強い場合は、たった数秒であっても数十メートル流されてしまうこともあります。
経験者であれば、ある程度予測がつくため、初心者の方は、必ず経験者と同伴することをおすすめします。
同じポイントのサーファーにあいさつをする
特に初めて行くポイントでは、あいさつは重要です。
海には、地元の方、遠征してきた方、一人で来ている方、複数で来ている方、短気の方、優しい方…と様々なサーファーがいます。しかし、どんな人かを特定することは難しいため、どんな時も誰にでも、笑顔で挨拶することが大切です。
「感じの良い人」と印象付けておくことで、もしそのポイントに通うようになったときに、知り合いができやすかったり、万が一邪魔をしてしまっても、笑顔で許してくれたりする可能性が高くなります。
私の経験談ですが、ちょうど同じタイミングで入水した方に、笑顔で挨拶をし、数時間後に、偶然その方の邪魔をしてしまいました。私は慌ててすぐに謝ると「大丈夫ですよ」と笑顔で許してもらいました。強面のお兄さんだったため、「挨拶しておいてよかった」とホッとしたのを覚えています。
万が一、邪魔をしてしまったときは、心を込めてあやまる
他の方の邪魔をしないように意識していたとしても、悪気がなく邪魔をしてしまうことも今後あるかもしれません。
そんな時は、とにかく心を込めて謝ることです。
許してもらえるかどうかは相手が決めることです。
たとえ、嫌な顔をされたり、何か暴言を吐かれたりしても、誠心誠意、心を込めて謝りましょう。
迷惑行為について

迷惑駐車をしない
全国各地のサーフポイントで問題となっているのが、迷惑駐車です。
迷惑駐車が原因で、立ち入り禁止になっているポイントも少なくありません。
地域の方が歓迎してくれるように、交通ルールを守りましょう。
また、アイドリングストップや騒音、複数人で利用する場合は、大きな声で騒ぐことがないようにしましょう。
ごみは持ち帰る
海を利用するときに限ったことではありませんが、持参したごみは各自で必ず持ち帰りましょう。また、海の近くにあるコンビニ等のごみ箱に捨てることは絶対にやめましょう。私が行っていることですが、海に行った際は必ずごみを一つ拾うことを心がけています。
私たちサーファーは、「自然の中で遊ばせていただいている」という意識が大切です。
SNSへの投稿は気を付ける
近年、SNS等が生活の一部となっています。
そのため、サーフィンに行ったことを発信する方も増えています。
発信することは決して悪いことではありませんが、その投稿が「誰かの迷惑にならないか」を考えた上で投稿するようにしましょう。
例えば、知らない方の車やそのナンバー、サーフスポットが特定されてしまうような情報などが写っていないか、よく確認する必要があります。
まとめ
初心者が気を付けるべきポイントをお伝えしました。
少し不安になるような内容もあったかもしれませんが、一人一人がルールやマナーを守れば、トラブルになることはありません。
初心者の方は、「他のサーファーの邪魔をしない」ということを特に意識できれば、サーフィンを楽しめるのではないかと思います。
サーフィンは、とても奥が深く魅力的です。
スポーツとして、競技として、趣味として…楽しみ方は人それぞれですが、同じ海で共有する以上、必ず守るべきルールとマナーがあることを覚えておきましょう。
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