プログラミング教育の現状と課題について解説!【保護者の方にできること】

プログラミング教育
保護者の方
保護者の方

「学校でプログラミング教育が必修化されたけど、実際に学校の様子がわからないな…」

そんな不安をもった保護者の方々へ。

この記事では、以下の内容について解説していきます。

・プログラミング教育の現状
・今後のプログラミング教育の課題
・プログラミング教育を正しく学ぶためにできること

2020年から小学校で必修化されたプログラミング教育。

昨年度まで小学校教師だった私が感じる学校現場の現状は、プログラミング教育を行う環境が不十分であるということです。

必修化になったとはいえ、実際に教える立場にいる先生方がコンピュータやプログラミング教育に関してまだ知識が乏しいと言っても過言ではありません。

子供たちの将来の選択肢を広げる重要なプログラミング教育について、学校現場の現状や課題を確認しましょう!

プログラミング教育は今後も注目される教育です!

保護者のみなさんもプログラミング教育について一緒に学びましょう!

プログラミング教育についてより詳しく知りたい方はこちら↓

プログラミング教育の現状と課題

ここからは学校現場のリアルな現状を解説していきます。

昨年まで教師として働いていた私の経験も踏まえているので校長先生に怒られない程度に暴露していきますね(笑)

教員の知識不足【全職員ではありません】

これは正直、一番の課題と言っても過言ではありません。

教員になるためには必ず教員免許が必要です。

そのため、どの教員も自分の専門分野があります。

たとえば国語の先生は国語の専門性は高いですが、体育については熟知していません。

一般的な教科であれば最低限の知識をもった教員も多いですが、技術や家庭科、情報などの教科になるとより専門的な知識が求められます。

プログラミング教育を主に担当する職員は、「情報」の教員が多いです。

そこで問題なのは、各学校に「情報」の免許をもった職員は多くても数名しかいない点です。

そのため、数名の専門的な知識をもった情報の教員が、全児童生徒に対してプログラミング教育を行うことは不可能です。

子供たちにとって大切なスキルを身に付けることを目的として必修化されたプログラミング教育ですが、残念ながら実際は一人ひとりに指導が行き渡らないのが現実です。

ICT環境が不十分【特に田舎の地域】

プログラミング教育を行う上でインターネット環境やWi-Fi、ICT機器など環境面の充実が必要不可欠です。

しかし、多くの学校ではまだ整備途中であることがほとんどです。

都道府県によってはプログラミング教育を重要視し、予算をかけて環境を整えている学校もありますが、大半がそこまでの環境整備ができていません。

私が昨年度までいた学校では、一人一台タブレットが配布されており、一見環境が整備されているようにも感じます。

しかし、実際は各教室にネット環境が行き届いておらず、タブレット端末だけで完結できる操作のみ使用が可能という状況でした。

インターネットを使った調べ学習や友達とやりとりをする活動など、制限がある中で学習を行なっているのが現実です。

教員の準備に時間がかかる

どんな授業でも事前の教材準備が必要です。

プログラミング教育も同様に授業の計画を立てたり、実際の学習内容を準備したりすることが大切です。

しかし、コンピュータに触れなれていない教員はその準備に時間がかかってしまいます。

そのため、事前準備がおろそかになり子供たちへの指導に影響が出ます。

私の勤務先の上司にも「コンピュータとか苦手だから…」と必修化された教科にも関わらず、放棄してしまう職員さえいます。

もしもそんな先生が自分の子供の担当だったら心配になりますよね。

しかし、プログラミング教育の必修化が進んで間もない現段階では、これが現実です。

ついていけない子供が出てくる

小学校では数十人の子供たちに対して一斉に授業をする形態が一般的です。

そのため、一人一人に細かな指導支援が行き届かない可能性があります。

ご自身が小学生だったころを思い出してください。

国語や算数、社会などの授業で一斉授業のためわからないことがあっても、そのまま進んでしまった経験はありませんか。

国語や算数ならなんとなく内容を理解しながら進めたとしても、プログラミング教育はそうはいきません。

特にコンピュータの操作方法などは、一度つまずいてしまうとなかなか前に進めなくなります。

現状の学校現場では遅れをとった児童生徒に対して、丁寧に指導する体制がとられていないため、習熟度に差が出てしまうことが考えられます。

プログラミング教育を正しく学ぶためにできること

学校現場の現状を聞いて少し不安になった方も多いですよね。

でも大丈夫です。

よりプログラミング教育を充実させるために、学校以外で私たち保護者ができることもたくさんあります。

無料アプリで学ぶ

無料のアプリなら誰でもどこでも気軽に学ぶことができます。

特に「Code Karts」「スクラッチ」はおすすめです。

こちらは、ブロック型のビジュアル言語を使って楽しむゲームです。

「Code Karts」は、車が進む道を予測しながらブロックを置く位置を決めることで、楽しみながらプログラミング的思考の基礎を学ぶことができます。

実際に遊んでいる子供は、プログラミングの勉強をしていると感じることはないですが、自然と考え方や思考が身に付いてくるためとてもおすすめです。

プログラミングと聞いてイメージする難しいコードは一切使用しないため、子供でも安心して楽しめます。

YouTubeで学ぶ

YouTubeを活用することで、無料で学習することができます。

また、YouTubeは動画で学ぶことができるため、わかりやすく手軽に学べます。

子供向けの動画もありますが、おすすめは保護者の方向けの学習動画です。

プログラミング教育の現状や学習内容について、まずは保護者の方が学ぶことで子供の教育に活かすことができます。

YouTubeを活用して、まずは保護者の方が子供のために学習してみてはいかがでしょうか。

オンライン教室などで学ぶ

「環境が整っていない学校でプログラミング教育を学ぶことは不安」と感じている保護者の方は多いのではないでしょうか。

私も学校に通う子供をもつ親として、正しい教育を受けているかと不安になります。

「うちの子供だけ学習についていけなかったらどうしよう」と日々心配です。

その不安を解消する手段の一つとして、プログラミングスクールなど学校外で学ぶという方法があります。

スクールの良さは、学ぶ環境が整っていること指導が手厚いことです。

専門的な知識をもった講師からプログラミング教育を学ぶことで習熟度も段違いです。

スクールとなると費用なども気になる方が多いと思いますが、無料体験を行っているスクールもありますので是非一度試してみてはいかがでしょうか?

大切な我が子の将来のために今から少しずつできることをしましょう!

小学生向けプログラミング【テックキッズスクール】

まとめ

プログラミング教育は、子供たちの将来に役立つ知識やスキルを学ぶ大切な教育です。

そのため、私たち大人も子供たちのためにプログラミング教育について理解を深めておく必要があります。

最終的には子供たち自身が切り開く未来ですが、その選択肢を増やすために私たちができることはたくさんあることも事実です。

子供たちのために今から少しずつ行動することが大切です。

プログラミングスクールに興味をもった方は、おすすめのスクールをチェック!
無料体験もありますよ!

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